夫が急に逆ギレするようになった…浮気が原因なのでしょうか?

夫が急に怒るようになり浮気を疑って悩む妻

「ただ帰宅時間を聞くだけでも、『いちいちうるさいんだよ。仕事が終われば帰るし、終わらなければずっと帰んないよ』とか、一人でぷりぷりしているんです。」

「深夜の帰宅が続くので、『身体、大丈夫?』って聞いただけなのに、『お前は俺が早く死んでくれればいいって思っているんだろ!』って、いきなりキレたりするんです。」

「飲んでご機嫌で帰ってきて、誰かにニタニタしながらLINEしていたんです。私が部屋に入ったら、急に『プライバシーの侵害だ』とか言い始めて、物まで投げられたんです。」

ご夫婦間のご相談をお受けしていると、このようなお話を伺うことがあります。

ご主人の様子が何となくおかしい。

帰宅時間が遅くなった。

何かを聞くと、以前とは違ってすぐに怒る。

奥様も何か不信感を感じて、

「今日は何時に帰るの?」

「昨日はどこで飲んでいたの?」

と聞く。

すると、

「いちいちうるさい。」

「俺を疑っているのか。」

と、さらに怒る。

そうなると、

「やっぱり何か隠しているの?」

と思いますよね。

そして同時に、

「私が疑いすぎだから、主人は怒るのかな。」

「私の聞き方が悪いのかな。」

と、ご自身を責めてしまう方もいらっしゃいます。

でも、23年間いろいろなご夫婦を見てきて、私はこの答えは一つではないと感じています。

実際に確認してみると、浮気をしていたご主人もいました。

一方で、

「これは浮気ではないか。」

と思って行動を確認したところ、まったく違うご主人の姿が見えてきたこともありました。

だから私は、

「逆ギレするのは、浮気を隠しているからですよ。」

とは言いません。

でも同じように、

「奥様が疑うから、ご主人が怒るんですよ。」

とも言いません。

では、何を見ればいいのでしょうか。

私は、怒っているという一つの行動だけではなく、

「なぜ、以前と変わったのか。」

その背景を見ることが大切だと思っています。


目次

「私が悪いから怒る」とは限りません

私はご相談に来られた奥様に、まずこうお話しします。

「ご夫婦のことは、そのご夫婦にしか分からないことがありますから、一概に決めつけることはできません。ただ、ご主人が怒るのは、あなただけが一方的に悪いからとは限らないと思いますよ。」

仕事で何かトラブルを抱えているのかもしれません。

ご実家やご両親のことで、奥様には話していないことがあるのかもしれません。

もちろん、浮気が関係している可能性もあります。

でも、まだ分かりません。

だから、

「私が悪いから主人は怒るんだ。」

と、最初からご自身を責めないでほしいのです。

「まずは詳しくお話を聞かせてくださいね。」

私は、そこから始めています。


「誰のおかげでこんな生活ができるんだ!」

以前、30代の奥様からご相談をいただいたことがあります。

ご主人は30代で会社を興し、事業を成功させていました。

ご夫婦には、生まれたばかりのお子様と、2歳になったばかりのお子様がいました。

奥様は二人の小さなお子様を、ほとんど一人で育てていました。

一方、ご主人の帰宅は毎日のように深夜。

もちろん奥様も、ご主人の仕事が大変なのは分かっています。

だから、

「毎日早く帰ってきて。」

と言ったわけではありません。

「週に1、2回くらいでいいから、早くとは言わないけれど、普通の時間に帰ってきて少し子どものことを手伝ってほしい。」

そう伝えたそうです。

すると、ご主人は突然、

「誰のおかげでこんな生活ができるんだ!」

と怒鳴り始めました。

お酒の勢いもあったのかもしれません。

身体も大きく、声も大きいご主人でした。

その声に驚いて、二人のお子様まで泣き出してしまいました。

すると今度は、

「子どもを何とかしろ。」

というようなことを言われ、奥様は仕方なく二人のお子様を連れて車で家を出ました。

そんなことが何度か続きました。

そして、その後。

ご主人の浮気が分かりました。

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「私が我慢すればいい」が続いた先で

最初は、

「どうしてそんなことで怒るの?」

と思っていた。

でも、それが何度も続くと、

「今日は聞かない方がいいかな。」

「これを言ったら、また怒るかな。」

「私が我慢すればいいのかな。」

と変わっていくことがあります。

この奥様の場合は、こうしたご主人の態度だけではありませんでした。

その後、浮気が分かり、さらにご主人が手を上げることもありました。

いろいろなことが積み重なり、奥様の気持ちは限界になっていました。

お子様を連れて家を出て、離婚するための準備を始めました。

そして、必要な事実を確認するために調査も行いました。

ところが、離婚について具体的な話し合いをする中で、ご主人にも変化がありました。

「子どもたちと離れたくない。」

「妻とも、もう一度一緒にやっていきたい。」

そう考えるようになり、ほとんど離婚直前まで進んでいたご夫婦でしたが、最終的には夫婦関係を修復する道を選ばれました。

もちろん、

「浮気があっても最後には修復できます。」

という話ではありません。

離婚を選ぶ方もいらっしゃいます。

この奥様も、最初から修復すると決めていたわけではありません。

家を出た。

事実を確認した。

離婚の準備もした。

そして、ご主人と話し合った。

その過程を経て、ご自身で修復を選ばれたのです。


ところが、まったく違うご主人もいました

もう一つ、忘れられないケースがあります。

あるご夫婦には、中学生の頃から10年以上、家に引きこもっている息子さんがいらっしゃいました。

奥様は長い間、息子さんのことにかかりきりでした。

そして奥様ご自身も、長年続く生活の中で精神的にかなり疲れていらっしゃいました。

一方、ご主人は毎朝、始発の時間帯に家を出る。

そして帰宅するのは、終電が終わる頃でした。

家に帰っても、ほとんど奥様と会話をしようとしません。

たまに奥様が、

「食事は?」

と聞いても、

「いらないって言ってましたよね。」

と、不機嫌に答えるだけ。

朝早く家を出る。

帰ってくるのは深夜。

妻との会話を避ける。

何かを聞いても不機嫌になる。

そんな毎日が続けば、

「主人には何かあるのではないか。」

と思ってしまうのも無理はないと思います。

そこで、ご主人の行動を確認することになりました。


毎朝向かっていたのは、女性のところではありませんでした

ご主人の行動を確認してみると、奥様が心配していたような女性の姿はありませんでした。

朝、ご主人が向かったのは、

神社でした。

自宅近くの神社に参拝し、コンビニで朝食を買って会社へ向かう。

そして勤務先の近くでも、別の神社に参拝していました。

では、毎晩、終電近くまで仕事をしていたのでしょうか。

そうではありませんでした。

ご主人は定時を過ぎた頃には会社を出ていました。

ところが、そのまま自宅には帰りません。

山手線に乗り続ける。

別の電車に乗り換えて、折り返してまた乗る。

どこかに目的地があるようには見えませんでした。

そしてある日は、終電が終わったあと、自宅の最寄り駅のベンチに座り、うなだれているご主人の姿もありました。

会社を出ているのに、家には帰らない。

でも、浮気相手のところへ行っているわけでもありませんでした。

休日に向かった先も、女性のところではありません。

同じような家族の悩みを抱えている方たちに向けたセミナーでした。


見えてきたのは、ご主人のまったく違う姿でした

もちろん、こうした行動だけで、ご主人の心の中のすべてが分かるわけではありません。

「家に帰るのが辛かった。」

と、ご主人本人から聞いたわけでもありません。

ですから、そこは私にも分かりません。

ただ、奥様が心配していたような浮気は確認されませんでした。

そして私には、ご主人自身もかなり疲れているように見えました。

奥様が想像していたものとは、まったく違う姿でした。


調べて分かるのは、「浮気をしていること」だけではありません

この二つのケースは、結果がまったく違いました。

一つ目のご主人には、実際に浮気がありました。

二つ目のご主人には、奥様が心配されていたような浮気は確認されませんでした。

同じように、

「帰宅が遅い。」

「妻との会話を避ける。」

「何かを聞くと不機嫌になる。」

という行動があっても、その背景はまったく違うことがあります。

だから私は、

調査で分かるのは、浮気をしていることだけではない

と思っています。

「していないことが分かる。」

それも、一つの事実です。

私たちが確認するのは、奥様の疑いが正しいことを証明するためではありません。

分からないことを、分からないままにしないために事実を確認する。

そして、その事実を知ってから、

「では、私はどうしたいのか。」

を考える。

そこが大切なのだと思います。


23年間で感じるのは、原因を決めつけないことの大切さです

ご主人が急に怒るようになった。

何かを聞くと不機嫌になる。

以前より帰宅が遅くなった。

そこに浮気が隠れているケースは、実際にありました。

触れてほしくないことがある。

聞かれると答えに困る。

だから強い言葉で返し、それ以上聞かせない。

そのように見えるケースもありました。

でも、すべてがそうではありません。

仕事で問題を抱えていることもあります。

親のことかもしれません。

お金のことかもしれません。

家族のことで悩み、ご主人自身が疲れていることもあります。

だから、

「最近怒るから浮気をしている。」

と決めつけない。

そして同じように、

「主人が怒るのは、私が悪いから。」

とも決めつけない。

まず、

「何が変わったんだろう。」

と考えてみてほしいのです。


ただ、「怒らせないように生きる」ようになっていたら

原因を決めつけないことと、何をされても我慢することは別です。

怒鳴られる。

威圧される。

物を投げられる。

そして、

「また怒られるから。」

と聞きたいことも聞けなくなる。

ご主人が怒らないように言葉を選び、ご主人の顔色を見ながら生活する。

そこまでになっているのであれば、

「私が我慢すればいい。」

で終わらせないでほしいと思います。

特に、身の危険を感じるような状況であれば、浮気があるかどうかを確認することよりも、ご自身やお子様の安全を優先してください。


まとめ|「浮気なの?」「私が悪いの?」だけで考えなくてもいいんです

「主人が最近、すぐ怒るんです。」

その一言だけでは、私にも原因は分かりません。

浮気が背景にあるかもしれません。

仕事のことかもしれません。

ご両親のことかもしれません。

家族のことで、ご主人自身が悩んでいるのかもしれません。

だから私は、最初から、

「それは浮気ですよ。」

とは言いません。

まず、お話を聞かせていただきたいと思っています。

いつ頃から変わったのか。

その頃、何か変化はなかったのか。

どんな時に怒るのか。

以前との違いは何なのか。

一つずつ整理していくことで、見えてくることがあります。

そして、必要であれば事実を確認する。

その結果、浮気が分かることもあれば、想像とはまったく違う事実が見えてくることもあります。

そのうえで、

「私はこれからどうしたいのか。」

を考えていけばいいのです。

今すぐ答えが出なくても構いません。

でも、

「主人が怒るのは、きっと私が悪いから。」

と、一人でご自身を責めないでください。

何が起きているのか分からないのであれば、まずはそこを一緒に整理するところから始めましょう。


よくあるご質問(Q&A)

Q. 最近、夫が些細なことで怒るようになりました。浮気のサインでしょうか?

ご主人の態度の変化と浮気が重なっていたケースは実際にあります。

ただ、それだけで浮気とは判断できません。

仕事や家族など、別の問題を抱えている場合もあります。

いつ頃から、どのような場面で変わったのか。

帰宅時間や休日の過ごし方など、ほかにも以前と変わったことはないか。

まずは一つの行動だけではなく、全体を見ていくことが大切だと思います。

Q. 帰宅時間を聞くだけで怒られます。私が聞きすぎなのでしょうか?

ご夫婦の関係やこれまでの経緯によって違いますので、一概には言えません。

ただ、

「主人が怒る=私が悪い」

と決めつける必要はありません。

以前は普通に答えていたことに、なぜ最近強く反応するようになったのか。

その変化を見ることも大切です。

Q. 夫が怒るのが怖くて、何も聞けません。どうしたらいいでしょうか?

まず、ご主人がなぜそこまで強く反応するのかは、その背景によって違います。

浮気が関係していることもあれば、仕事や家族など別の問題を抱えていることもあります。

ですから、

「浮気だから怒っている。」

「私が悪いから怒っている。」

と決めつける前に、まず詳しい状況を聞かせてください。

いつ頃から態度が変わったのか。

どんなことを聞いた時に怒るのか。

帰宅時間や休日の過ごし方など、以前と変わったことはないのか。

そうしたことを一緒に整理していくことで、次に何を確認すればいいのかが見えてくることがあります。

ただし、怒鳴る、威圧する、物を投げる、手を上げるなど、身の危険を感じる状態であれば話は別です。

その場合は、一人で無理にご主人へ確認しようとせず、まずご自身やお子様の安全を優先してください。

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