「最近、帰宅時間が遅くなった。」
「休日になると、一人で出掛けることが増えた。」
そんな小さな変化を感じたとき、多くの方は頭の中に
「もしかして浮気…?」
という言葉が浮かぶのではないでしょうか。
実際、CORE探偵事務所にも、
「主人の帰宅時間が以前より遅くなりました。」
「休日出勤や飲み会が急に増えました。」
というご相談が数多く寄せられます。
確かに「帰宅が遅くなる」ことは、浮気のご相談でよく伺う変化の一つです。
しかし、23年間多くのご相談をお受けしてきた中で、
帰宅時間が遅くなったから浮気と考える事はできない。
ということです。
仕事が忙しい時期かもしれません。
昇進や部署異動によって生活リズムが変わったのかもしれません。
趣味を始めたり、資格取得のために勉強をしている場合もあります。
中にはメンタルの不調が原因の方もいらっしゃいます。
一つの変化だけを見て、「浮気だ」と決めつけてしまうことは、とても安易で危険なことです。逆に、違和感を「考えすぎ」と片付けてしまうこともおすすめできません。
大切なのは、一つひとつの出来事ではなく、生活全体を冷静に見つめて判断することです。
見るべきは「変化」ではなく、「変化の重なり」
浮気をしている方に共通する行動があるのかと聞かれることがあります。
確かに浮気している方の特徴的な行動の傾向はありますが、
サラリーマンの方と経営者の方は異なりますし、
サラリーマンの方でも営業職の方と経理の方でも生活リズムや行動は違います。
年齢や性格、仕事だけではなくその方の背景によっても様々ですから実際には「この行動をしたら浮気」とい
うものはありません。
ですので、帰宅が遅くなった以外に**以前と比べて複数の変化が重なっていないか**という視点で見ることが大切なの
です。
「いつから変わったのか」を思い出してみる
私がご相談をお受けする際、必ずお聞きすることがあります。
「いつ頃から変化を感じるようになりましたか?」
そして続けて、
「その頃、ご主人のお仕事や生活に何か変化はありませんでしたか?」
とお伺いします。
この質問には理由があります。
実際にお話を伺っていくと、
・昇進や部署異動で仕事が忙しくなった。
・転職によって生活リズムが変わった。
・単身赴任が始まった。
・親御さんの介護が始まった。
・趣味や資格の勉強を始めた。
こうした事情が背景にあり、浮気ではなかったというケースも少なくありません。
一方で、
「特に仕事の変化はない。」
「休日の過ごし方だけが急に変わった。」
「説明が曖昧になり、聞くと怒るようになった。」
このように、仕事や生活環境では説明がつかない変化が重なっているケースもあります。
だから私は、最初から浮気と決めつけることも、「考えすぎですよ」と簡単に片付けることもしません。
まずは、その変化がいつ始まり、どのように重なってきたのかを一緒に整理することを大切にしています。
家の中で見られる変化にも目を向けてみる
生活の変化は、家の中にも表れることがあります。
例えば、
以前より会話が減った。
目を合わせることが少なくなった。
帰宅してもリビングで過ごさず、自室にいる時間が長くなった。
「コンビニへ行ってくる」と言って外出することが増えた。
電話が鳴るとベランダや外へ出て話すようになった。
休日の予定を聞くと、以前は「○○へ行ってくる」と話してくれていたのに、「ちょっと出掛けてくる」と曖昧な返事になったり、質問すると不機嫌になったりするようになった。
こうした変化が見られることがあります。
もちろん、これら一つひとつだけで浮気とは言えません。
しかし、以前との違いを感じることが続くようであれば、その違和感を大切にしていただきたいと思います。
スマートフォンだけに目を向けない
浮気を疑うと、多くの方がどうしてもスマートフォンばかり気にしてしまいます。
確かに、相手との連絡手段に必要不可欠なツールですから、その扱いに変化があって当然です。
例えば
・洋服や香水、身だしなみの好みが変わった。
・スマートフォンを肌身離さなくなった。
・画面を伏せて置くようになった。
・ロックを頻繁に変更するようになった。
・深夜にまでラインやSNSでメッセージが届く様になった。
ただそれ以外の点にも目を向ける必要があることを忘れないでください。
それ以外に、
・普段行かないような場所のレシートが出てきた。
・車のカーナビに、何度も訪れている住宅街の履歴が残っていた。
・車内に女性物の化粧品が落ちていた。
・ドライブレコーダーの映像から、ラブホテルへ出入りしていたことが分かった。
・パソコンやタブレットの同期データから、不倫旅行の予約に気付いた。
・毎日終電近くの帰宅なのに、お酒を飲んだ様子がない。
このような変化は、実際のご相談でも注意を向ける重要ポイントです。
一つの出来事だけでは判断できませんが、複数の違和感が重なったときには、状況を整理するための材料になることがあります。
小さな記録が、大きなヒントになることも
違和感を覚えたら、無理のない範囲で記録を残してみてください。
手帳やカレンダー、スマートフォンのメモ、家計簿など、特別なものである必要はありません。
「今日は帰宅が遅かった。」(無理が無ければ帰宅時間も書いておくと良いです)
「休日出勤と言って出掛けた。」
そんな簡単な記録でも、後から見返すと、思わぬ規則性が見えてくることがあります。
「こんなものしか残していない」と差し出された記録が、状況を整理する大切な手掛かりになったケースも数多くありました。

私がご相談で大切にしていること
ご相談では、最後に必ずお伺いすることがあります。
「この問題を、これからどうしていきたいと考えていますか。」
まだ答えが出ていなくても構いません。
「分からない」というお気持ちも、一つの答えです。
大切なのは、今感じている違和感を整理し、ご自身がこれからどうしたいのかを一緒に考えることです。
私たちは調査をお勧めするためにご相談をお受けしているのではありません。
状況によっては、「今は調査をしない方が良い」というお話をすることもあります。
ご相談者様にとって最善の選択は何か。
それを一緒に考えることが、私たちの役割だと思っています。

決めつける前に、一度立ち止まってください
これまでの経験の中には、浮気ではなかったケースも数多くあります。
毎日のように終電で帰宅し、休日もほとんど家にいないことから浮気を疑われたご主人がいました。
しかし、お話を伺い、調査により実態を確認していくと、ご家庭にはお子様の不登校という深刻な問題がありました。
家の中の雰囲気がつらく、帰宅すること自体が精神的な負担になっていたのです。
また、平日の帰宅が遅くなり、休日も一日中外出し、ときには無断外泊まであったことから浮気を疑われたケースもありました。
ところが実際は、小説家を目指していたご主人が、仕事帰りや休日に執筆活動を続けていたという事実が分かりました。家族に夢を打ち明けられず、一人で時間を作っていただけだったのです。
反対に、「仕事が忙しいだけだろう」と思っていたものの、複数の変化が重なったことでご相談に来られたケースでは、奥様への誕生日プレゼントとして手作りのペアリングを贈るため、教室に通っていたことが分かったこともありました。
このように、同じ「帰宅が遅い」「休日の外出が増えた」という状況でも、その理由は本当にさまざまです。
だからこそ、インターネットで見た「浮気の特徴」に当てはめて結論を出してしまうことは避けていただきたいと思います。
まとめ
帰宅時間が遅くなった。
休日の予定が増えた。
それだけで浮気とは言えません。
しかし、「何となく違う」という違和感をご自身の中だけで抱え込み、無理に「考えすぎだ」と押し込める必要もありません。その違和感をご自身で否定しないでください。
23年間、多くのご相談者様から一番多く伺ってきた言葉があります。
「あの時、相談しておけば良かった。」
その一言を、私は何度も耳にしてきました。
一人で結論を出そうとせず、まずは今の状況を整理することから始めてみませんか。
調査をするかどうかを決めるのは、その後でも遅くありません。まずは、ご自身が感じている違和感を整理す
ることから始めてみてください。
よくある質問
Q. 帰宅時間が遅くなっただけで浮気を疑ってもいいのでしょうか?
帰宅時間だけで浮気と判断することはできません。仕事や家庭環境の変化など、さまざまな理由が考えられます。大切なのは、一つの変化ではなく、生活全体の変化を冷静に見つめることです。
Q. 違和感があっても証拠がありません。相談できますか?
もちろんです。実際には、証拠がない段階でご相談に来られる方が多くいらっしゃいます。状況を整理し、今後どのように対応することが最善かを一緒に考えます。
Q. 相談したら必ず調査を依頼しなければいけませんか?
そのようなことはありません。ご相談の結果、「今は様子を見ましょう」とお伝えするケースもあります。株式会社COREでは、調査ありきではなく、ご相談者様にとって最善の方法を一緒に考えることを大切にしています。


