浮気のことを何度も聞いてしまう…私はおかしいですか?

浮気のことを夫に何度も聞いてしまい悩む女性

「主人には、『またその話? この前も話したよね。いい加減にしてくれ』って言われるんですが、どうしても聞いてしまうんです。」

「私がしつこい性格なんだと思うんですが、『なんで?』とか聞かずにはいられないんですよね。」

「浮気相手とどんな話をしていたんだろうと思うと、聞かずにはいられないんです。」

浮気が分かったあと、ご主人に何度も同じことを聞いてしまう。

「どこで知り合ったの?」

「いつからだったの?」

「彼女のどこが良かったの?」

「どんな話をしていたの?」

一度答えてもらったはずなのに、また聞きたくなる。

聞いたら聞いたで、苦しくなる。

そして今度は、

「どうして私は、こんなにしつこいんだろう。」

と、自分を責めてしまう。

浮気・不倫のご相談をお受けしていると、こうしたお話を伺うことがあります。

私はそんな時、

「お気持ちは分かります。もう聞いちゃいけないと思っても、不安なんですよね。でも、同じような方はいらっしゃいますよ。信じていたからこそ、『なんで?』って思うのはおかしいことではないんですよ。」

とお話ししています。

何度も聞いてしまうからといって、

「私はしつこい性格だから。」

と、それだけで片づけなくてもいいのではないでしょうか。

目次

答えを聞いたのに、また聞きたくなる

一度聞いて、答えてもらった。

それなのに、しばらくするとまた同じことが頭に浮かんでくる。

そんな時、

「答えは聞いたでしょう。」

と言われても、自分でも分かっているんですよね。

分かっているけれど、聞かずにはいられない。

なぜなのでしょう。

23年間、多くの浮気・不倫のご相談をお受けしてきて感じるのは、何度も「なんで?」「どうして?」と聞いてしまう方の中には、本当に配偶者を愛し、信じていた方が多いということです。

信じていた人に裏切られた。

自分が知っていると思っていた人に、自分の知らない時間があった。

その事実に、なかなか納得することができない。

そして、

「なぜ、こんなことになったんだろう。」

という答えを探している方も多いのではないかと、私は感じています。

妊娠中に知った、ご主人の浮気

以前、このようなご相談がありました。

奥様は妊娠中期でした。

ある日、ご主人がLINEを開いたまま寝てしまったことで、浮気が発覚しました。

ご主人の普段のスケジュールは奥様もほぼ把握されていたため、浮気相手と会う日の特定は可能で、調査によって証拠を確認することができました。

浮気が明らかになり、ご主人は奥様に謝罪しました。

「本気じゃなかった。」

とも話していたそうです。

でも、奥様にとっては、その言葉だけで納得できるものではありませんでした。

二人がお互いのイニシャルを入れたペアリングを持っていたこと。

もし二人の間に子どもができたら、どんな名前をつけるかという話までしていたこと。

奥様にとって、簡単に「本気ではなかった」で片づけられるようなことではなかったのだと思います。

しかも、ご自身はその時、ご主人とのお子さんを妊娠されていました。

奥様はご主人に、毎日のように聞いたそうです。

「どこで知り合ったの?」

「彼女のどこが良かったの?」

「どうして?」

聞く。

答えてもらう。

そして、涙が出る。

それでも、また聞いてしまう。

その繰り返しだったそうです。

「聞いている自分が嫌になる」

やがてお子さんが生まれました。

初めての出産、初めての子育て。

毎日余裕のない生活を送る中で、浮気のことを考えない時間もあったそうです。

でも、ご主人の仕事が遅くなり、深夜に一人で帰りを待っていると、また頭に浮かんでくる。

「そんなにあの人が良かったの?」

「今でも会いたいと思っているの?」

聞きたくなる。

ご主人は、

「君が納得してくれるんだったら。」

と、奥様自身が「私、しつこいよね」と思うような質問にも答えてくれていたそうです。

それでも奥様は苦しかった。

答えてくれないから苦しいのではありません。

答えてくれている。

それなのに、また聞いてしまう。

そして今度は、

「こんなことを何度も聞いている自分が、みじめに思える。」

とおっしゃいました。

そして、

「いつまで、こんな気持ちが続くんでしょうね。」

と。

「いつまで?」に、簡単な答えは出せません

この言葉に、

「あと半年ですよ。」

「いつか必ず気にならなくなりますよ。」

と、私は簡単には言えません。

人によって気持ちは違います。

夫婦の状況も違います。

そして私たち探偵は、調査が終わったあと、すべてのご夫婦の何年後までを見届けているわけではありません。

ですから、

「いつか必ず聞かなくなります。」

とは言えません。

ただ、一つお伝えしたいのは、

何度も聞いてしまう自分を、それだけで「おかしい」「しつこい」と責めなくてもいいのではないか

ということです。

信じていた人に裏切られた。

自分の知らなかった出来事があった。

そのことに、

「なぜ?」

と思うのは、不思議なことではないと思います。

本当に知りたいのは、何なのでしょう

「どこで知り合ったの?」

「何回会ったの?」

「どんな話をしていたの?」

「彼女のどこが良かったの?」

知りたいことは、たくさんあると思います。

私は、夫婦として修復していこうと思っているのであれば、聞きたいことは聞いてもいいと思っています。

知らないままでは前に進めないこともあるでしょう。

ただ、何度答えを聞いてもまた同じことを聞きたくなった時には、一度だけ、

「私は、この質問をして本当は何を知りたいんだろう。」

と、自分に問いかけてみてもいいのではないでしょうか。

「彼女のどこが良かったの?」

と聞きたい。

その奥には、

「私ではダメだったの?」

という気持ちがあるかもしれません。

「今でも会いたい?」

と聞きたい。

その奥には、

「また私は裏切られるんじゃないか。」

という不安があるのかもしれません。

もちろん、すべての方がそうだということではありません。

人によって、聞きたい理由も、知りたいことも違います。

だからこそ、自分自身の気持ちを少しだけ見てみてほしいのです。

質問だけではなく、自分の気持ちも伝えてみる

ここは、私が今回一番お伝えしたいことです。

夫婦として修復していくのであれば、私はたくさん話をすることが大切だと思っています。

ただ、

「なんで?」

「どうして?」

「どこで?」

「何回?」

と、一方が質問をして、もう一方が答える。

それだけではなく、

会話をしてほしいと思うのです。

たとえば、

「彼女のどこが良かったの?」

だけではなく、

「彼女のどこが良かったの? 私は、あなたが私ではなく彼女を選んだような気がして、自信がなくなってしまった。」

と伝えてみる。

「今でも会いたい?」

だけではなく、

「あなたの帰りが遅いと、また会っているんじゃないかって不安になる。」

と伝えてみる。

それは、浮気をした相手を責めてはいけないということではありません。

悲しかった。

腹が立った。

悔しかった。

不安だった。

その気持ちまで我慢する必要はないと思います。

でも、

「あなたはどうして?」

と相手に答えだけを求めるのではなく、

「私はこう感じている。」

という自分の気持ちも伝えてみる。

そこで初めて、相手にも自分の本当の気持ちが伝わるのではないでしょうか。

浮気が終わっても、傷ついた気持ちまで同じ日に終わるわけではありません

そしてそれは、浮気をされた側だけが努力することではありません。

何度も聞いてしまうのは、相手を責めたいからとは限らないのです。

前に進みたいと思っているのに、自分の中でまだ気持ちを整理することができない。

だから「なぜ?」「どうして?」と、何度も答えを求めてしまう方もいらっしゃいます。

以前、

「主人の顔を見ると、浮気相手の顔が頭に浮かんでしまうんです。」

とおっしゃった方がいらっしゃいました。

浮気相手との関係が終わったからといって、傷ついた気持ちまで同じ日に終わるわけではありません。

気持ちを整理するまでに、長い時間がかかる方もいらっしゃいます。

また、浮気相手とは「もう別れた」と言われても、
「本当にもう会っていないの?」
と不安が消えない方もいらっしゃいます。

そんな気持ちについては、
【関連記事:「浮気相手と別れた」と言う夫を信じてもいいですか?
でも詳しくお話ししています。

だから私は、浮気をした側にも、その時間を一緒に過ごしてほしいと思っています。

「もう終わったことだろう。」

「何回答えればいいんだ。」

と終わらせるのではなく、

なぜ相手が何度も聞きたくなるのか。

何がまだ不安なのか。

自分には何ができるのか。

傷ついた相手が気持ちを整理していく時間も、夫婦として一緒に歩いてほしい。

私はそう思います。

会話の中で、自分の不安が見えてくることもある

何度も同じことを聞いてしまう時、

「もう聞かないようにしよう。」

と自分に言い聞かせる方もいらっしゃいます。

でも私は、無理に聞くことを我慢することだけが答えではないと思います。

大切なのは、

何を聞いたかだけではなく、なぜそれを聞きたくなったのか。

なのかもしれません。

「私は何がこんなに不安なんだろう。」

「私は何が悲しかったんだろう。」

「私は本当は、主人に何を分かってほしいんだろう。」

夫婦で話をする中で、自分でも分からなかった不安の根本が、少しずつ見えてくることもあるのではないでしょうか。

そして浮気をした側にも、

「またその話?」

で終わらせるのではなく、その言葉の奥にある気持ちに目を向けてほしいと思います。

まとめ|「何度も聞く自分」を責める前に

浮気のことを、何度も聞いてしまう。

答えてもらったのに、また聞いてしまう。

そんな自分に、

「私はしつこい。」

「いつまでこんなことをしているんだろう。」

と思ってしまうこともあるでしょう。

でも、信じていた人だからこそ、

「なぜ?」

と思うのではないでしょうか。

夫婦として修復していきたいのであれば、聞きたいことは聞いていいと私は思います。

ただ、一方的に質問を繰り返すだけではなく、

「私はこう思っていた。」

「私はこれが悲しかった。」

「私は今、こんなことが不安なんだ。」

そんな自分の気持ちも伝えてみてください。

そして浮気をした側にも、その気持ちを受け止めながら、一緒に話をしてほしいと思います。

夫婦の会話は、一人が質問をして、もう一人が答えるだけのものではないと思います。

お互いの気持ちを話し、お互いを知っていく。

その中で、

「私は本当は何を知りたかったんだろう。」

「私は何がこんなに不安だったんだろう。」

と、自分の気持ちが見えてくることもあるのではないでしょうか。

いつまで聞いてしまうのか。

いつになったら気にならなくなるのか。

そこに私は、簡単な期限をつけることはできません。

でも、

何度も聞いてしまう自分を責めることから始めなくてもいい。

私はそう思っています。

そして、二人でもう一度やっていこうと決めたのであれば、

傷ついた気持ちが少しずつ整理されていくその時間も、二人で一緒に過ごしてほしい。

それが、夫婦としてもう一度歩いていくことの一つなのではないでしょうか。


よくあるご質問(Q&A)

Q. 浮気のことを何度も聞いてしまいます。しつこいのでしょうか?

何度も聞いてしまうことだけで、「しつこい性格だから」と決めつけなくてもいいと思います。

信じていた相手の浮気を知り、「なぜ?」と納得できる答えを探している方もいらっしゃいます。

まずは、聞いてしまう自分を責めるより、

「私は何を知りたいんだろう。」

と考えてみてもいいと思います。

Q. 夫から「またその話?」と言われます。もう聞かない方がいいですか?

夫婦として修復していくのであれば、聞きたいことをすべて我慢する必要はないと思います。

ただ、「なんで?」「どうして?」という質問だけではなく、

「私はこういうことが不安なんだ。」

というご自身の気持ちも一緒に伝えてみてください。

Q. 聞くたびに苦しくなるのに、それでも聞いてしまいます。

答えそのものとは別に、何か確かめたい気持ちが残っている場合もあると思います。

ただし、その理由は人によって違います。

「この答えを聞いたら、私は何が分かるんだろう」と一度考えてみることも、自分の気持ちを知るきっかけになるかもしれません。

Q. いつになったら浮気のことを聞かなくなりますか?

一概には言えません。

気持ちの変化には個人差があります。

また、私たちも調査後のすべてのご夫婦を長期間見続けているわけではないため、「いつまで」とお答えすることはできません。

無理に期限を決めるより、今感じている不安や悲しさを一つずつ言葉にして、夫婦で話していくことが大切なのではないかと思います。

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