新しい情報を集めるより、「今ある情報」を整理することが大切です
「浮気調査を依頼する前に、何か準備をしておいた方がいいですか。」
これは、ご相談の際によくいただくご質問の一つです。
「何を調べてから相談すれば良いですか。」
「勤務先を調べておいた方がいいですか。」
「相手の写真は必要ですか。」
「もっと証拠を集めてから相談した方がいいですか。」
そのようなお気持ちになるのは当然です。
しかし、私は23年間、多くのご相談者様とお話ししてきた中で、強く感じていることがあります。
それは、
依頼前の準備とは、新しい情報を集めることではありません。
今ある情報を整理すること。
これが調査をスムーズに進める大切な準備になることが多いということです。
一方で、何とか情報を集めようとして相手に警戒され、調査が難しくなってしまうケースも少なくありません。
今回は、実際のご相談事例を交えながら、依頼前に知っておいていただきたい「準備」の考え方についてお話しします。
新しい情報を集めようとして、警戒されてしまうことがあります

「少しでも調査に役立つ情報を集めたい。」
そう思うあまり、普段はしない行動を取ってしまう方もいらっしゃいます。
例えば、
「今日は何時に帰ってくるの?」
「今度の土日は何か予定あるの?」
「次の出張はいつ?」
「どこのホテルに泊まるの?」
普段は細かく予定を聞かない方が、急にこのような質問を繰り返すと、相手は違和感を覚えることがあります。
もちろん、ご夫婦によって普段の会話は違いますので、日常的に聞いている内容であれば問題ありません。
しかし、疑い始めた途端に質問が増えると、
「何か疑われているのかな。」
そう警戒されてしまうこともあります。
実際にあったご相談では、以前は出張の日程や宿泊先まで普通に話してくれていたご主人が、浮気を疑われて問い詰められたことをきっかけに、
「今日から出張。」
と、当日の出勤時にしか言わなくなってしまいました。
行き先も、宿泊日数も分からない。
その結果、調査日を絞ることができず、調査期間が長くなってしまったケースがありました。
情報を増やそうとした結果、逆に情報が少なくなってしまったのです。
自分で証拠を探そうとして、調査が難しくなることもあります
「どうしても事実を知りたい。」
そのお気持ちから、ご主人が寝ている間にスマートフォンを見ようとされた奥様もいらっしゃいました。
しかし、LINEにも暗証番号が設定されており、何度か操作しているうちにご主人が目を覚ましてしまいました。
大きな口論となり、ご主人は家を出て別居。
その後は住んでいる場所も分からず、自営業だったため仕事の予定も把握できなくなってしまいました。
そのため調査は、まずご主人の別居先を特定するところから始めることになりました。
しかし、仕事のスケジュールも分からないため調査の拠点を絞ることができず難航しました。
さらに、ご主人の警戒心も非常に高くなっていたため、警戒が落ち着くのを待ってから調査を開始せざるを得なくなりました。
本来であれば早く結果が出せたかもしれない調査が、思った以上に調査期間が長くなってしまった案件です。
もちろん、誰もが同じ結果になるわけではありません。
しかし、不安から行動したことが、結果として調査を難しくしてしまうケースは決して珍しくありません。
大切なのは「情報を増やす」ことではなく、「整理する」ことです

一方で、調査が短期間で結果につながったケースには共通点があります。
それは、
新しい情報を集めたのではなく、今ある情報を整理していたことです。
例えば、あるご相談者様は、
「調査日を全く絞れないんです。」
とおっしゃっていました。
そこで、ご主人とのLINEのやり取りや帰宅時間、出張の日などをカレンダーに整理してみることをご提案しました。
すると、
第一週と第三週の水曜日は「接待」や「飲み会」と言って終電で帰宅することが多い。
さらに、月に一度は日曜日から出張と言って外泊している。
このような一定の行動パターンが見えてきました。
その規則性をもとに調査を行ったところ、ご主人は予測した日に女性宅を訪れており、わずか2日間の調査で証拠を確認することができました。
役に立ったのは、新しい証拠ではありません。
日々の出来事を整理したことでした。
小さな情報を整理することで、調査が見えてくることがあります
「調査に役立つ情報」と聞くと、「決定的な証拠」を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし実際には、何気ない情報が調査のヒントになることも少なくありません。
ある奥様は、
「浮気相手と会っていると思われる日は、決まって同じスニーカーを履いている気がするんです。」
とお話しされました。
そこで、ご主人が深夜に帰宅し寝静まったあと、使用している車のトランクを確認すると、本来なら玄関の下駄箱にあるはずのスニーカーが、仕事道具の下に隠されていました。
「明日、会うかもしれません。」
そう予測して調査を行ったところ、その日に女性と会っていることが確認できました。
役に立ったのはスニーカーではありません。
「いつもと違う」という小さな違和感を整理したことでした。
別のご相談では、コンビニのレシートに記載された購入日を整理したことで、給料日後の土曜日という規則性が見つかり、その日に調査を行った結果、必要な証拠を確認することができました。
また、ご主人の会社で経理を担当されていた奥様は、経費精算の中に同じコインパーキングの駐車券が繰り返し提出されていることに気付きました。
利用日時を一覧にすると一定の規則性が見え、その情報をもとに調査を行った結果、女性と会っていることが確認できました。
どのケースにも共通しているのは、新しい情報を集めたのではなく、今ある情報を整理したことです。
情報がなくても、相談を諦める必要はありません
ここまで、情報を整理することの大切さをお話ししてきました。
しかし実際には、
「特に規則性が見つかりません。」
というご相談も数多くあります。
帰宅時間もバラバラ。
休日も決まっていない。
レシートもない。
SNSも分からない。
そのようなケースでも、調査をお受けすることは珍しくありません。
まず数日間の調査で生活パターンを確認し、その結果をもとに次の調査を組み立てていく。
あるいは、一度の調査で得られた情報を次回につなげながら、少しずつ行動パターンを把握していく。
このように、調査をしながら情報を積み重ねていく方法も実際には数多く行っています。
情報がある方は、その情報を活かす。
情報が少ない方は、調査を通じて情報を整理していく。
どちらも、実際に私たちが行っている調査です。
そして実際に良い結果につながった調査を振り返ると、依頼者様だからこそ気付ける日々の小さな情報が、調査を組み立てるための重要なヒントになっていることが本当に多くあります。
そのような情報は、探偵が現場で新たに見つけるものではなく、一緒に整理していくことで初めて見えてくることも少なくありません。
ですから、
「何も情報がないから相談できない。」
そう思う必要はありません。
まとめ
浮気調査の準備とは、新しい情報を集めることではありません。
今ある情報を整理することです。
一つひとつは何気ない情報でも、日付や曜日、時間を整理することで、調査の大切なヒントになることがあります。
そして、情報が少ない場合でも、調査をしながら組み立てていく方法はあります。
「何を調べればいいのか分からない。」
その段階でご相談いただいて大丈夫です。
23年間、多くのご相談者様と向き合ってきた経験をもとに、お一人おひとりの状況に合わせて、一緒に調査の方向性を考えていきます。
よくある質問
Q1. 浮気調査を依頼する前に、自分で証拠を集めた方が良いですか?
無理に証拠を集めようとして相手に警戒されると、調査が難しくなることがあります。まずは現在分かっている情報を整理した上で、ご相談いただくことをおすすめします。
Q2. 本当に何も情報がないのですが、相談できますか?
もちろんです。情報が少ない場合でも、調査を進めながら行動パターンを把握し、次の調査につなげていく方法があります。「何も情報がないから相談できない」と思わず、お気軽にご相談ください。
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