浮気相手が分かったら、直接会いに行ってもいいですか?

浮気相手が分かり直接会いに行くべきか悩む女性

「どんな女か、見に行きたいです。」

「どんな家に住んでいるのか、見に行ってこようと思うんです。」

「お客さんのふりをしてお店に行ったら、分からないですよね?」

浮気相手が誰なのか分かった時、このようにおっしゃる方がいます。

私はそんな時、

「お気持ちは分かりますよ。どんな顔をしているの?どんな人なの?って、知りたくなりますよね。」

とお話しします。

ご主人が浮気をしているかもしれない。

そして、相手が誰なのかも分かった。

そうなれば、

「どんな女性なんだろう。」

「私より若いのかな。」

「どんな顔をしているんだろう。」

「なぜ、この人だったんだろう。」

そう思うことは、不思議なことではないと思います。

ただ、私はもう一つ、

「今は、ご自分で見に行くことは避けた方がいいと思いますよ。」

とお話しします。

なぜなら、その行動によってご主人や浮気相手に気づかれ、警戒されてしまう可能性があるからです。


目次

「どんな女性なのか、この目で見たい」

以前、このようなご相談がありました。

ご主人の浮気相手は、LINEの内容から、転勤する前の職場にいた女性だと分かっていました。

相手が誰なのかは分かっている。

でも、奥様はその女性の顔を知りません。

どうしても、

「どんな女性なのか、この目で見てみたい。」

という気持ちがあったそうです。

そこで奥様は車で、その女性が働いている勤務先まで行きました。

勤務先は自動車ディーラーでした。

お店の前の道路を車でゆっくり走り、そのまま通過する。

そして、もう一度。

女性の姿を確認しようと、その前を何度か往復しました。

ところが、その日のことです。

帰宅したご主人から突然、

「今日、前の職場のあたりを車でうろうろしていたの?」

と聞かれました。

奥様は驚いたそうです。

考えてみれば、浮気相手はご主人の以前の職場の女性です。

当然、ご主人の車を知っている可能性があります。

今回は生活圏内にある勤務先だったこともあり、ご主人や浮気相手の警戒を大きく強めることにはつながりませんでした。

でも私は、

一歩間違えば、その後の調査に影響していたかもしれない。

と思ったケースでした。

「見るだけだから。」

「話しかけるわけじゃないから。」

そう思っていても、こちらが相手を知っているように、相手もこちらのことを知っている可能性があります。

自分は顔を知られていないと思っていても、実際にはどうなのか分かりません。

だからこそ、まだ事実がはっきりしていない段階では、ご自身で動く前に少し慎重になってほしいのです。



友人に浮気相手を見に行ってもらった奥様

もう一つ、印象に残っているケースがあります。

ご主人の浮気相手は美容師でした。

名前も、勤務している美容室も分かっていました。

ただ、SNSを探しても顔写真が見つかりません。

奥様は、

「どんな人なのか知りたい。」

という気持ちを抑えられなかったのだと思います。

そこで、ご自身では行かず、友人にお願いしました。

本当の理由は伝えず、その女性を指名して美容室へ行ってもらったのです。

友人には、スマートフォンで動画も撮ってもらいました。

そして奥様は友人に聞きました。

「どんな人だった?」

返ってきた言葉は、

「すごく感じの良い人だったよ。」

でした。

その言葉に、奥様はショックを受けました。

どんな女性なのか知りたかった。

顔を見たかった。

だから友人にお願いしてまで確認した。

でも、知ったことで気持ちが楽になったわけではなかったのです。

私はこのケースが、とても印象に残っています。


知れば、気持ちは楽になるのでしょうか

「なんで、こんなことになったんだろう。」

「なんで、その女性だったんだろう。」

「どこが良かったんだろう。」

浮気が分かった時、相手のことを知りたいと思うのは無理もないことだと思います。

だから私は、

「見たいと思うこと自体がダメですよ。」

とは思いません。

ただ、一度考えてみてほしいのです。

浮気相手の顔を見たら、自分の知りたいことは分かるのでしょうか。

綺麗な人だった。

若い人だった。

自分とはまったく違うタイプだった。

反対に、

「どうしてこの人なの?」

と思うような人だった。

どんな相手だったとしても、そこからまた新しい「なぜ?」が生まれることもあるのではないでしょうか。

そして、先ほどの奥様のように、

「感じの良い人だった。」

という、想像していなかった答えに傷つくこともあります。

浮気相手を知ることが、必ずしも自分の気持ちを楽にしてくれるとは限らない。

私は、そう感じています。


頭では分かっていても、浮気のことばかり考えてしまう

とはいえ、

「今は見に行かない方がいいですよ。」

と言われて、

「分かりました。」

と簡単に気持ちを切り替えられるものでもないんですよね。

頭では理解していても、考えていることはご主人の浮気と、その相手のことばかり。

朝起きても考える。

一人になると考える。

夜、布団に入っても考える。

「今、二人は会っているのかな。」

「どんな話をしているんだろう。」

「なんで、その人だったんだろう。」

そんなことが頭から離れなくなってしまう方もいらっしゃいます。

そして、考えれば考えるほど落ち込む。

浮気相手を憎む。

ご主人に腹が立つ。

また悲しくなる。

そうやって、ご自身の感情に振り回されて疲れてしまう方を、私はたくさん見てきました。


「考えないで」ではなく、私は宿題をお願いすることがあります

そんな相談者様に、

「浮気のことは考えないようにしましょう。」

と言っても、私は難しいと思っています。

考えないようにしようと思えば思うほど、考えてしまうこともありますよね。

だから私は、その方の状況に合わせて、時々**「宿題」**をお願いしています。

例えば、夫婦として修復していきたいと考えている方なら、

「今回の浮気で、自分はどんな気持ちになったのか。そして、これからどうしたいのか。ご主人と話し合う時に渡す手紙だと思って、文章にしてみてください。」

とお話しすることがあります。

悲しかった。

悔しかった。

自信をなくした。

腹が立った。

それでも夫婦としてやり直したい。

でも、今はまだ信じられない。

どんな言葉でもいいと思います。

誰かに見せるための綺麗な文章を書く必要もありません。

まずは、自分の中にあるものを言葉にしてみる。

なぜなら、浮気が分かったばかりの時は、

「私はこれから何をすればいいの?」

ということ自体が分からない方も多いからです。

何をしたらいいのか分からない。

だから、頭の中ではずっと浮気のことを考えてしまう。

だったら、その時間の一部を、浮気相手のことを考える時間から、自分自身のことを考える時間に変えてみる。

私は、それも大切な時間だと思っています。


今大切なのは「どんな女?」より「私はどうしたい?」

浮気相手を見に行きたい。

顔を見たい。

どんな人なのか知りたい。

その気持ちを否定する必要はないと思います。

ただ、まだ事実がはっきりしていない段階で、浮気相手を見に行くことより、まず考えてほしいことがあります。

必要な事実をきちんと確認すること。

そして、

あなた自身が、これからどうしたいのかを考えることです。

夫婦として修復したいのか。

離婚を考えているのか。

今はまだ結論を出さず、しばらく静観したいのか。

それ以外の選択肢もあるでしょう。

もちろん、

「今はそんなこと、何も考えられません。」

でもいいのです。

すぐに答えを出す必要はありません。

でも、浮気相手の顔を見に行く前に、

「私は、この浮気問題をどうしたいんだろう。」

と、一度だけ自分自身に問いかけてみてほしいと思います。


前回のコラムでもお伝えしましたが

前回のコラムでも、浮気を疑うものを見つけた時に、すぐ問い詰めることで起こり得ることについてお話ししました。

【関連記事:「浮気の証拠を見つけたら、すぐ問い詰めてもいいですか?」】

浮気を疑うものを見つけた時、その場で配偶者を問い詰めたくなる。

今回なら、浮気相手が分かったから、自分の目で見に行きたくなる。

どちらも、私はその気持ち自体を否定したいわけではありません。

浮気を知った時に、すべてを冷静に判断できる方ばかりではないと思うからです。

ただ、

「見たい。」

「知りたい。」

という、その時の衝動だけで行動した先に、自分が望んでいなかった展開が待っている可能性もあります。

相手に気づかれてしまうかもしれない。

ご主人に伝わるかもしれない。

警戒されるかもしれない。

そして、知りたかったはずのことを知ったことで、今までとは違う苦しさが生まれることもあります。

だからこそ、行動する前に一度、その先まで考えてほしいのです。


調査が終わるまでの時間を、自分と向き合う時間に

調査をすることになったとしても、結果が出るまでの間、相談者様の時間が止まるわけではありません。

その間も、ご主人と生活をする。

仕事に行く。

家事をする。

子どものことをする。

そして、ふとした瞬間に浮気のことを考えてしまう。

だから私は、その時間をただ、

「証拠が出るのを待つ時間」

にはしてほしくないと思っています。

自分は何に一番傷ついたのか。

ご主人に何を分かってほしいのか。

これからどんな生活をしたいのか。

修復するとしたら、何が必要なのか。

離婚するとしたら、自分は何を大切にしたいのか。

まだ決められないなら、何が決められないのか。

一つずつで構いません。

浮気相手に向いていた気持ちを、少しずつ自分自身と、自分のこれからに向けてみてください。


まとめ|「知りたい」と思った時こそ、自分に問いかけてみてください

浮気相手が誰なのか分かったら、

「どんな顔をしているんだろう。」

「どんな人なんだろう。」

「どんな家に住んでいるんだろう。」

「一度、直接見てみたい。」

そう思う気持ちは分かります。

私は、

浮気相手の顔を見に行くこと自体が、すべてダメだと言いたいわけではありません。

大切なのは、

あなたが、この浮気問題をどうしたいのか。

だと思っています。

夫婦として修復したいのか。

自分にとって納得できる形で離婚したいのか。

しばらく静観したいのか。

まだ何も決められないのか。

どれが正解ということではありません。

ただ、

「見たい。」

「知りたい。」

その時の衝動だけで行動してしまった先に、自分が望まない展開がある可能性もあります。

だから、行動する前に一度、

「私は、この浮気問題をどうしたいんだろう。」

と、自分自身に問いかけてみてください。

すぐに答えが出なくても構いません。

自分でもどうしたいのか分からない。

浮気相手のことばかり考えてしまう。

怒ったり、泣いたり、自分でも気持ちをどうしたらいいのか分からない。

そんな時は、そのままお話しください。

いつでもお話は聞きます。


よくあるご質問(Q&A)

Q. 浮気相手の勤務先が分かりました。見に行くだけでもダメですか?

見に行くこと自体を一律に「ダメ」とは言えません。

ただ、ご主人や浮気相手に気づかれることで警戒され、その後、必要な事実を確認しにくくなる可能性があります。

「見るだけだから」と思っていても、相手がこちらを知っている可能性もあります。

ご自身で行動する前に、一度立ち止まって考えてみてほしいと思います。

Q. 浮気相手は、私の顔を知っているのでしょうか?

これは相手によるため、一概には言えません。

実際には多いケースではありませんが、浮気相手の方も「奥様はどんな人なんだろう」と気になり、奥様の顔を見に来ていたケースもありました。

また、ご主人から写真などを見せてもらっている可能性もあります。

ですから、

「私は相手の顔を知らないから、相手も私の顔を知らないだろう」

とは考えない方がいいと思います。

相手を見に行く時には、自分が気づかれる可能性もある。そのことは頭に置いておいてほしいと思います。

Q. 浮気相手がどんな人なのか、どうしても気になります。

知りたいと思うこと自体は不思議なことではないと思います。

ただ、相手の顔や人柄を知ったことで気持ちが楽になるとは限りません。

今回ご紹介したケースでは、友人から、

「すごく感じの良い人だったよ。」

と聞いたことで、かえってショックを受けた方もいらっしゃいました。

Q. 浮気のことばかり考えてしまいます。どうしたらいいですか?

私は相談者様の状況に合わせて、具体的な「宿題」をお願いすることがあります。

例えば修復を考えている方なら、

「今回の浮気で自分がどう感じたのか」「これからどうしたいのか」

を、後でご主人に渡す手紙だと思って文章にしてみる。

浮気相手のことを考えないようにするのではなく、少しずつ自分自身やこれからのことに目を向けるための一つの方法です。

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